お告げ(続)

  • 2015.12.05 Saturday
  • 01:05
持ち歩ける楽器をやりたいと、フルートを習い始めたmiko-miku。
悪戦苦闘の日々でしたが、でも、せっかく始めたんだからもうちょっとがんばってみようきらきら
「継続は力なり」を信じてレッスンに通い続けていた、そんなある日、
衝撃の出来事が起こったのです。

    Docomo123   Docomo123   Docomo123

それはmiko-mikuが電車に乗っていた時のことでした。
車内はけっこう人が乗っていて、ロングシートのところどころに席が少し空いている程度でした。

途中の駅で重そうなカバンを持った中年の男性が一人乗って来て、
ちょうど1席空いていたmiko-mikuの向かいの席に座ったのですが、
その人はカバンを足元に置くと、おもむろに大きな声で何やら話し始めたのです。

他の乗客の人はみな困惑顔で、立っている人はそれとなく離れて行っています。
miko-mikuも困ったなと思いましたが、とにかく正面に座っているので顔を上げると
目が会ってしまいます。
今みたいに携帯電話もなくて何かを見るふりも長くはできず、それとなく視線をそらして
聞かないふりをしていました。

    Docomo123   Docomo123   Docomo123

ところが、この男性、ただものではないのです。
よどみなく話しているその内容は、すべてクラシック音楽に関する話で、
もちろん今となってはその具体的な中味はほとんど覚えていないのですが、
ベートーベンが、ハイドンがと著名な作曲家の名前を次々に挙げて、
それぞれの曲の特徴や時代的背景、作品番号○○がどうとか、

とにかく詳しい。

見るとはなしに足元のカバンを見ると、本やノートがぎっしり入っていて、楽譜も見えています。
その私鉄の沿線には音楽大学もあったので、kyu miko-miku、「あ〜、音楽大学の先生か」と納得、

している場合ではない。

ものすごく専門的で、そして「作曲家の人生が曲想に与えた影響」なんて、
ものすごくドラマチックでその時代の情景まで浮かんできます。

でも

相手もなく一人でしゃべり続けているのでやっぱり違和感があり過ぎる…。

でも

あまりに詳しくて、そして説得力に満ちていて、やっぱり学校の講義みたい…。

車内の人は視線は合わせていないけど、

みんな耳がダンボになっている(当時流行した表現です^^;。「耳をそばだてる」の意)のが
わかりました。

やがて講義の内容が、楽器の演奏のことに変わりました。

ん? 楽器の演奏
miko-miku、視線を微妙に逸らしながらも、思わず引き込まれてしまいます。
停滞している私のフルート練習に何かヒントが与えられるのか?!

その時です。男性が「たとえば…」と言いながら乗客を見渡して、
そして、miko-mikuを指さしたのです。

「たとえば、あれ。」

kyu え…ー_ー?。

それまであらぬ方を見ていた人々の視線が一斉にmiko-mikuに集中します。
(やっぱりみんな聴いてたんだ)

kyu いや。何?

「あの口は、管楽器には向かない。」

kyu え…

  そんな…いきなり……

  え”ーーーーーっ!?

泣き 泣き 泣き 泣き 泣き

今ならマジっすかと叫ぶところでしょうか。

とにかく恥ずかしかったです。

今は面の皮も極厚だけど、
当時は花も恥じらう20代前半の乙女です。
いきなり指さされてみんなの視線が集中して、

それだけでも十分恥ずかしいのに、

だめな見本なんて…

あんまりだ 沈


バツの悪さに消え入りたい位の気持ち…

の中に、もたげてきた

それにしても、ズバリ賞null。やっぱりね〜。

この恥ずかしさ、なんとかして! 電車早く駅に着いてくださーい!!

向かないんだ、フルート(管楽器)。

もう、みんなこっち見るなー。

どうりで上手にならないわけだ。さよなら青春。先生、ありがとう。

動揺しつつ、妙に納得しつつ、心千々に乱れるまま、静かに電車を降りたmiko-mikuでした。

双葉 双葉 双葉 双葉 双葉 双葉

miko-miku :というわけで、踏ん切りがついたというか、それでやめたんです、フルート。
サユリちゃん: すごい話。お告げですね〜。
miko-miku :え、お告げ? これお告げですか。
サユリちゃん: はい。
miko-miku :でも、 お告げって来るとしたら普通、上の方から降りてくるような気がしますけど…。
        この時、水平ですよ。真正面から。しかも出したのは生身の人間の方で…。
サユリちゃん :いや、やっぱりお告げですよ。
miko-miku  : そうかな。確かによりによって管楽器という点ではあまりにピンポイントですよね〜。


笑いながら歩いた駅への道。サユリちゃんと更に親しくなれた晩秋の午後でした。
これも、お告げだったのかな♪ 次回の練習も頑張るぞー^^/。
 
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